皆さんこんにちは！
パーソナルトレーナーのくりばやしです！
私たちは毎日、何気なく「立つ」「歩く」という動作を繰り返しています。が、その土台となる“足裏の筋肉”について意識することはあまりないかもしれません。実はこの足裏こそ、全身のバランスを支えるとても大切な場所なんです。
足裏には「足底筋群」と呼ばれる小さな筋肉が集まっていて、土踏まずのアーチを作り、体の重心を安定させています。このアーチがしっかり機能していることで、歩くたびに生じる衝撃を吸収し、膝や腰、背中への負担を減らすことができます。逆に足裏の筋肉が衰えると、アーチが崩れ、偏平足や外反母趾、膝痛、腰痛などにつながることも。まさに足裏は“全身の健康の土台”といえるのです。さらに、足裏には多くの神経が集中しています。ここをしっかり動かすことで、脳への刺激が増え、姿勢やバランス感覚の向上にもつながります。特にデスクワーク中心の生活や、クッション性の高い靴を履く習慣が多い現代人は、足裏の筋肉を使う機会が減っている傾向にあります。その結果、姿勢が崩れたり、疲れやすくなったりと、全身への悪影響が出てしまうのです。おすすめのケア方法としては、タオルを足の指でつかむ「タオルギャザー」や、ゴルフボールを足裏で転がすマッサージなどが効果的。どちらも簡単にできて、足裏の筋肉を目覚めさせるのにぴったりです。朝起きた時やお風呂上がりなど、1日2～3分でも続けることで、足元がしっかり安定し、姿勢がスッと整っていくのを感じられるはずです。

足裏を鍛えることは、単に歩く力を高めるだけでなく、全身の姿勢やパフォーマンスを向上させるための第一歩。見えない部分だからこそ、少し意識を向けてあげることが大切です。今日から“足元の筋トレ”を始めて、軽やかに動ける体をつくっていきましょう！